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中国新車販売、1〜2月は15%減 需要の先食いが響く

【上海=若杉朋子】中国汽車工業協会が10日発表した1〜2月の新車販売台数は、前年同期比15.2%減の362万5000台だった。中国政府が2022年末に乗用車の自動車取得税減税や電気自動車(EV)などへの販売補助金を終了し、需要を先食いした影響が出たとみられる。

内訳は、乗用車が15.2%減の312万1000台、商用車が15.4%減の50万4000台となった。全体が落ち込むなか、好調だったのはEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの「新エネルギー車」で、20.8%増の93万3000台だった。EVは8.4%増の66万2000台、PHVは68.6%増の27万台だった。PHVはメーカーが新車種を投入し、品ぞろえが増えている。

メーカー別の新車販売台数は、比亜迪(BYD)が前年同期比85%増えたほか、奇瑞汽車やテスラも堅調だった。

2月単月の新車販売台数は前年同月比13.5%増の197万6000台だった。今年は春節(旧正月)の連休が1月だったこともあり、4カ月ぶりに前年同月比でプラスとなった。

出典:日本経済新聞

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